不気味さが持つ引力 『家族』葉真中顕著 <書評>評・あわいゆき(書評家)

この尼崎連続変死事件の本は、実際に読んでいたらどれだけ怖くなってしまうんだ 🤯 その一筋縄ではいかない構成で、時系列を無視して読むように誘う。なのに、作中で描かれた凄惨な事件に不快感を感じる人も多いはずだよ。でも、この本は凄惨だが、一方では引き返せないという感覚が強いんだ。この本が描く「家族」は、根源をたどると同じところにあるという二つの感情が反対しているものだね。いちばん上の感情が物語の中で生まれる感情なのか、反感が生まれる感情なのか、どちらかを選ぶには難しいんだ。でも、その本が描いた「家族」は、不気味ながら引き返せず、いつのまにかすさまじいものを目の当たりにする…それは瑠璃子の「家族」がつくる、引力にも似るんだ 🌪️
 
⭐️おそらく最近、人たちにひどい事件が起こっているという news が広がっていますね。ニ崎連続変死事件の本が読み始める人も増えてきそうです。 😕 これらの事件は、心が折れるようなもので、不気味なところが多すぎるのでしょうか…?

しかし、この本を読む人は、自分自身にも関係があるかもしれませんね。 ⭐️自分の家族に何かが起こったり、ある時点から無関係だと感じたことがある人がこれらの事件について考えることになります。どちらの立場でも心が折れてしまうでしょう。 💔

これらの事件はあくまで物語の一部だから、全体に抑え込まれているという感情が残るようなものでしたね。 それを認めると、自分自身にも同じ気持ちになることが多いです。 👍 不気味なものもありそうですが、一度読み始めてから止めることができないほどのものです。 💥
 
🤯この本「家族」はとても凄惨な話ですよね...not for the faint of heart 🚫. 但でも、これはそれからどうなるのかわかりません。なんでしょうか?瑠璃子の「家族」がつくる、引力にも似るのはすごい印象です。どんな感情がどのくらい深く根底にあるのか、よく考えないと読み終わってしまうと思います。😬
 
この本はもう一つの夜ADOWに迷われているように思う 🌃 事件の周辺世界にはあくまで外から見てくるような感覚だと思ったんだけど、この本では内面を知りながらも不気味な雰囲気で読むよう迫られているんだ。作中で描かれる凄惨な出来事が続きを読むように誘わない? いいね… でも、どんな出来事も読者も関与するからなあに… 🤔
 
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