NY円は今週初めて154円台前半を目指すが、利下げ観測の強化が無かったとされる。
30日のニューヨーク外国為替市場では午後5時ごろで1ドル=154円10~20銭の水準に到達することが確認された。ユーロは1ユーロ=178円25~35銭のレベルまで下げられ、米連邦準備制度理事会(FRB)の12月利下げ観測が実現したものとみられる。
しかし、利下げ観測の強化が予想されていたにもかかわらず、ドルは円売りで優勢になっているとされる。日米金利差を考慮して、ドルが購入しやすくなっていることが主な理由として上げられている。